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<全員合意による緑豊かな立地特性を活かした団地の建替え>
従前マンション名称(供給元) うぐいす住宅(日本住宅公団)
所在地 東京都渋谷区鶯谷町
  建替え前 建替え後
建物建築時期 昭和33年(1958年)竣工 平成23年(2011年)竣工
敷地面積 11,345.91㎡ 11,005.53㎡
延床面積 約6,700㎡ 32,094.69㎡
建物形状 階数・棟数 地上4階建 5棟      地上7階 地下1階建他 6棟
(建築基準法上は地上5階 地下3階建他)
構造 鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造(免震構造)
住戸の状況 総戸数 総戸数148戸(内住戸148戸) 総戸数244戸(内住戸244戸)
間取り 2LDK・3K 1LDK~3LDK
各戸専有面積 39.27㎡・42.31㎡ 46.02㎡~165.74㎡
建替え決議等

一括建替え決議を実施

事業手法 全員合意による任意建替え(等価交換方式)
仮住居の確保方法 民間賃貸住宅等
補助制度等の利用状況 なし
建替えを必要とした理由
耐震上の不安、設備配管の老朽化
住宅の狭さ、エレベーター無し、外壁・階段・ドア等の老朽化による不具合
特徴等
隣接地との共同事業として、高層住宅を検討したが、許認可上のハードルが高く、また、近隣住民からの理解も得られにくく、単独建替えに方針変更しました。
開発許可制度を利用し、区域内の位置指定道路を廃道、また、総合設計制度を活用し、絶対高さの制限の緩和を受けることで計画の自由度を高め、基準容積率をほぼ消化することが出来ました。
一団地認定を受けることで、6棟構成の計画とし、周辺に対する圧迫感を低減し、ランドスケープデザインを考慮した緑豊かな環境づくりを行いました。
一団地認定に向けた手続きの他に、共有土地であったため、開発許可の手続きにおいても地権者全員の同意が必要であり、このことが建替法によらない全員合意を目指す動機づけとなりました。
建物の前面道路に沿った幅8m、長さ167mの並木道と、白を基調とした建物ファサードとが調和した新たな街の景観を構成しています。
中層建物でありながらも免震構造を採用し、資産に対する安心感を高めています。
建替えの経緯
1996年 2月 阪神淡路大震災を契機として建替えの検討を開始
2001年 6月 隣接地との一体建替えを検討開始
2005年 7月 隣接地との一体建替えを白紙に戻し、単独建替えを前提に事業協力者選定プロポーザルを実施
2006年 2月 建替え推進決議、建替え推進委員会の設置、鹿島建設㈱を事業協力者に選定
2007年 4月 建物基本計画承認
2007年 10月 団地内一括建替え決議
2008年 6月 埋蔵文化財調査開始
2008年 11月 等価交換契約締結
2009年 4月 解体着工
2009年 8月 本体着工
2011年 8月 竣工
コンサルタント・事業協力者等
設計・施工 鹿島建設㈱
事業協力者 鹿島建設㈱
 
建替え前   建替え後
うぐいす住宅
センチュリーフォレスト
うぐいす住宅 センチュリーフォレスト
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