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<常設のリニューアル委員会で長期的な改善への取組みが可能となった事例>
事例番号 B−001
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
       
工事内容 排水管更新工事
  • 耐久性 耐用性 塩化ビニルライニング鋼管を使用
    台所・洗面所系統の排水管を建物内から屋外第一枡まで全て更新
    住戸内の壁取壊しと補修、集会室・自転車置場等工事箇所の補修
    耐震改修工事
  • 耐震性 住棟独立柱の耐震補強工事
    (1階エントランス等の独立柱に高延性材を巻きつけ補強)
      独立柱:板状タイプ(1-1〜4棟)18本
        独立柱:塔状タイプ(1-5〜7棟)9本
    給水管直結工事
  • 耐久性 耐用性 高密度ポリエチレン管を使用、ポンプ、水槽撤去
  • 耐震性 高密度ポリエチレン管を使用、高置水槽・中間水槽の撤去
    工事費・工期 排水管更新工事 約133,000千円 工事期間
    耐震改修工事 約31,500千円 工事期間
    給水管直結工事 約119,300千円 工事期間
    実施時期
    排水管更新工事 平成21年(2009年) 実施時築後年数 30年
    耐震改修工事 平成22年(2010年) 実施時築後年数 31年
    給水管直結工事 平成24年(2012年) 実施時築後年数 33年
    所在地
    建物の概要
    建築時期 昭和54年(1979年)竣工
    階数・棟数 地上9階〜14階建 7棟 戸数 662戸
    敷地面積 延床面積
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
    その他
    特徴
  • どの工事も大規模修繕工事とは独立して行った
    <排水管更新工事>
  • 劣化した排水管の更生工事費と更新工事費がさほど変わらず、更生してもまた更新工事が必要なため更新を採用
  • 以前の水漏れ事故写真を広報し、専有部分内も同時に工事することで安心感を持たせ合意形成に繋がった
  • 工事中のほこり対策と、パイプスペースの工事箇所周知を徹底した
  • 一部専有部分の工事もあるため、一時金は徴収せず積立金で行った
    <耐震改修工事>
  • 阪神淡路大震災で、ピロティ階に被害が多く発生したため、1階の独立柱を27本補強した
  • 新耐震基準に整合するための本診断費用で部分的耐震補強工事費が賄えた
  • 耐震補強の構法の選択は、長期修繕計画委員会委員が直接調べ、いくつかの構法を比較して決定した
  • 東日本大震災前にやっておいて良かった
    <給水管直結工事>
  • 高置水槽給水方式と直結増圧給水方式を、工事費とランニングコスト等で比較し、工事費が現状設備の更新より安く、工事に伴う断水が少ないことから、直結増圧給水方式に変更を決定、配管は耐震性能の向上と耐久性を考慮し、高密度ポリエチレン管を採用した 
  • 高置水槽、中間水槽は撤去したが、受水層は消火水槽として利用、ポンプ棟はポンプ撤去後倉庫として再利用
  • 常設のリニューアル工事委員会で提案し、現状のデメリットと改善後のメリット等を説明し合意形成に努力した
  • 直結増圧給水方式にして、水が新鮮で、ポンプ音も思ったより小さかった
    活用助成制度
  • なし
    経緯
    平成19年     排水管更新工事をリニューアル工事委員会で決定
    平成21年     排水管更新工事を実施
    平成22年     耐震改修工事を実施
    平成24年     給水管直結工事を実施
    業者選定
    改修施工業者

    設計・施工
    改修施工業者
     
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    マンション再生協議会