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<日常コミュニケーションによる円滑な合意形成ができた事例>
事例番号 A−005
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
   
工事内容 耐震改修工事
  • 耐震性 地上1階共用部分(ピロティ)の柱8ヶ所を増打、袖壁補強
      地上1階共用部分(ピロティ)の柱5ヶ所を炭素繊維補強(シート4層貼付け)
        地上1階共用部分(自転車置場)の壁2ヶ所に耐震壁スリット設置
    大規模改修工事
  • 耐久性 耐用性 配管・受水槽を直結式に変更、エレベーター1基をロープ式に交換
  • 高齢者対応 各階エレベーター前の段差を解消し、スロープをゆるくした
  • その他 自転車置場にラックを設置し間隔を広げ、屋外階段の出入口に鍵を設置
    費用・工期 耐震改修工事 約47,000千円 工事期間 約4ヶ月
    大規模修繕工事 約210,000千円
    (住宅金融支援機構借入:60,000千円)
    工事期間 約13ヶ月
    実施時期
    耐震改修工事 平成21年(2009年) 実施時築後年数 30年
    大規模修繕工事 平成20年(2008年)〜平成21年(2009年) 実施時築後年数 29年
    所在地
    東京都江戸川区西葛西3丁目
    建物の概要
    建築時期 昭和54年(1979年)竣工
    階数・棟数 地上9階 塔屋1階建 1棟 戸数 96戸
    敷地面積 延床面積 約7,811u
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)
    その他
    特徴
  • 第1回大規模修繕工事の時の瑕疵発見により、売主との交渉で管理組合の結束が高まった
  • 組合員の建築士を委員長とした修繕委員会主導による課題解決
  • 改修計画に基づきコンサルタント業者を選定
  • 江戸川区の耐震改修助成事業を利用した第一号で、区の担当者からアドバイスを受けた、モデルケース
  • 駐車台数を減らさないことを前提とした耐震改修設計のため、専門機関の評定に1年かかった
  • 第2回大規模修繕工事では、優先順位をつけてバリアフリーとエレベーター更新を実施
  • 住宅金融支援機構より大規模改修のため、マンション共用部分リフォーム融資(60,000千円)を借入
  • 居住しながらの施工とし、敷地外に代替駐車場や騒音の避難場所を設け、休憩時間を45分毎に取るなど配慮した
  • 東日本大震災で改修効果を実感、中古価格も上昇した
  • 固定資産税の減額措置で、年間各戸6〜10万円減額され、3年間適用される反響は大きい
  • 現在、建替えは検討しておらず、70〜80年もつような修繕積立金を検討している
    活用助成制度
  • 江戸川区耐震改修助成事業による耐震工事助成金:10,140千円
    (耐震診断助成金を含め、計18,000千円)
    経緯
    平成7年     第1回大規模修繕実施、新築時の瑕疵が判明
    平成10年     自治会発足
    平成20年     第2回大規模修繕検討時に江戸川区の耐震改修助成制度開始を知り、アンケート3回実施
          コンサルタント採用を決定、耐震診断実施
    平成20年 12月   第2回大規模修繕工事着工
    平成21年     耐震改修設計の専門機関評定
    平成21年 9月   耐震改修工事着工
    平成21年 12月   第2回大規模修繕工事、耐震改修工事竣工
    業者選定
    コンサルタント 3社からコンペで決定
    耐震改修施工業者

    設計・施工
    改修設計事業者(コンサルタント) NPOマンション管理支援協議会
    耐震改修施工業者

    建設塗装工業

     
    竣工写真
    外観 共用部1階ピロティ、駐車場
    外観 共用部1階ピロティ、駐車場
       
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    マンション再生協議会