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<管理組合員との信頼関係を積み重ね業務を可視化した事例>
事例番号 A−001
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
 
工事内容 耐震改修工事
  • 耐久性 耐用性 管理室の位置の変更により、駐車台数確保(耐震改修時)
  • 耐震性 地上1階共用部(駐車場ピロティ)に免震装置を新設
        基礎梁の補強、免震スリット・エキスパンションジョイントの設置
    下記費用・工期に
    含まれない工事
  • 耐久性 耐用性 給排水管の更新、外壁の修理(2012年 第2回大規模改修工事)
      一部住戸でサッシの改修(個人負担)
  • 防災性 東電借室を防災備蓄庫に改修し増設
  • 高齢者対応 駐車場スロープと手すりの設置
  • その他 防犯カメラの設置
    費用・工期 耐震改修工事 約300,000千円 工事期間 約10ヶ月
    実施時期
    耐震改修工事 平成23年(2011年)〜平成24年(2012年) 実施時築後年数 33年
    所在地
    東京都港区西麻布3丁目 (東京都指定:緊急輸送道路沿い)
    建物の概要
    建築時期 昭和53年(1978年)竣工
    階数・棟数 地上10階建 1棟 戸数 45戸
    敷地面積 延床面積 約3,700u
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(6階柱〜R階は鉄筋コンクリート造)
    その他 桁行:ラーメン構造、梁間:耐震壁付ラーメン構造
    特徴
  • 管理組合工事担当役員による業務の可視化とそれによる課題解決
  • 大規模修繕の中に耐震改修を位置付け、建替えとの比較検討を行い、耐震改修に決定
  • アンケートにより、耐震改修・給排水管更新・外壁修理の3つの工事を一体として大規模修繕工事を行う
  • 東京都防災・建築まちづくりセンターに各種構法や費用、公的助成制度などを相談
  • 港区耐震改修助成制度の利用
  • 国土交通省住宅・建築物耐震化緊急支援事業の利用
  • 免震工法を採用した分譲マンション耐震改修モデル事業
  • 住宅金融支援機構よりマンション共用部分リフォーム融資(67,500千円)を借入
  • 1階ピロティと駐車場収入を確保できることから、免震(レトロフィット)構法を選択
  • 臨時総会の1週間前から、免震構法の特長を紹介したビデオ上映会を開催、理解を深めた
    活用助成制度
  • 港区耐震改修助成制度による助成金:70,000千円
  • 国土交通省住宅・建築物耐震化緊急支援事業による助成金:13,500千円
    経緯
    平成7年     第1回大規模改修工事実施
    平成18年     耐震診断実施、平成19年1月 Is値0.6以下が判明
    平成20年 10月   建物老朽化への対処方策のあり方の関するアンケート実施(耐震改修5割、建替え3割)
    平成21年 7月   耐震改修工事の検討開始、東京都防災・建築まちづくりセンターに相談
    平成21年   耐震工事設計監理業者選定
    平成22年 1月   住宅金融支援機構融資返済計画に向けて、修繕積立金の値上げを総会決議
    平成22年 3月   耐震改修工事計画と一時負担金を総会決議
    平成23年 1月   耐震改修工事発注
    平成23年 3月   耐震改修工事着工
    平成24年 1月   耐震改修工事竣工
    平成24年     第2回大規模改修工事を実施
    業者選定
    設計監理会社 3社からの提案をもとに決定
    改修施工業者

    補助金申請期限が迫り、特命随意契約

    設計・施工
    設計監理会社
    改修施工業者

     
    竣工写真
    外観 1階駐車場に設置された免震装置
    外観 免震装置
       
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    マンション再生協議会