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<各棟に1基しかないエレベーターの更新を、居住者対策に注力して実施した事例>
事例番号 C−042
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
 
工事内容 エレベータ
更新工事
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  • 耐久性・耐用性 全撤去工法によるエレベーター6基の更新
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  • 耐震性 地震時管制運転装置の設置
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  • 防災性 火災時管制運転装置、停電時管制運転装置の設置
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  • 高齢者対応 車いす仕様、工事期間中の高齢者対応
  • その他 カゴ内防犯カメラ、1階監視モニターの設置
    工事費・工期 設計(調査・施工者選定含む)     480千円
    工事監理(アフター含む)   1,150千円
    更新工事 費用 115,500千円(税込) 工事期間 5ヶ月
    実施時期
    更新工事 平成17年(2005年)4月〜
    平成17年(2005年)8月
    実施時築後年数 26年
    所在地
    東京都江東区
    建物の概要
    建築時期 昭和54年(1979年)竣工
    階数・棟数 地上 10、14 階建  3棟 戸数 464戸
    敷地面積 22,388.29u 延床面積 39,564.88u
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
    その他 エレベーター有
    特徴
    大規模修繕工事とは別に単独に、長期修繕計画に基づく計画修繕の一環として行った。
    工事期間中の高齢者等の居住者対策として、階段に手すり設置、踊り場に休憩用イスを配置、また、1つの棟では15時〜18時に買い物運搬手伝い人を置き、合意を得て大きなトラブルもなく工事を進めることができた。
    <エレベーター更新工事>
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  • 築後20年を超える頃から不具合が出始め、閉じ込め事故、ドアの開閉ができない、着床時の段差、階の途中での停止、無作動等が生じた。
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  • 保守会社が非メーカー系のため、新築当初から部品の供給を含め不完全なメンテナンスが続き不具合が多発、事故も起きるようになった。
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  • 更新の条件として、元のメーカーにとらわれず全て新しくなる全撤去工法を採用し、競争原理を働かせ業者選定を行い、性能も新築マンションと同等レベルとすることにした。
    具体的には、以下の仕様とした。
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  • カゴをトランク付から奥行2mに広げることで、自転車等に対応でき、積載荷重も600Kg(9名)から850Kg(13名)とする。
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  • 地震時管制運転装置、火災時管制運転装置、停電時管制運転装置、カゴ内防犯カメラおよび一階乗り場の監視モニター、車いす対応とする。
  • 事故の不安のあるエレベーターからの更新で、美観、安心感、速度、防犯モニタなどに評価が高かった。
    活用助成制度
    なし
    経緯
    平成17年 4月   工事着工
    平成17年 8月   工事完了
    業者選定
    指名見積合せ
    設計・施工
    設計業者 (株)ハル建築設計
    改修施工業者

    日本オーチス・エレベーター(株)

     
    改修前   改修後
    エレベーターの更新   エレベーターの更新後
    エレベーターの更新
     
    制御装置の更新    
    制御装置の更新  
        防犯カメラ、鏡、手摺の設置、車いす仕様
        防犯カメラ、鏡、手摺の設置、車いす仕様
        工事中の高齢者・身障者対策 運搬手伝い人
        工事中の高齢者・身障者対策
        工事中の高齢者・身障者対策 休憩用いすの配置
        工事中の高齢者・身障者対策 休憩用いすの配置
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