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<東日本大震災の被害をきっかけに耐震改修を大規模修繕工事と同時実施した事例>
事例番号 C−041
工事対象 耐久性 耐用性 環境・省エネルギー性 耐震性 防災性 高齢者対応 その他
     
工事内容 住戸玄関扉工事
  • 耐久性 耐用性
    カバー工法による住戸玄関扉の更新
  • 耐震性 玄関扉を耐震丁番と耐震プレートを使った耐震ドアに変更
    手摺工事
  • 耐久性 耐用性 共用廊下・バルコニーの手摺更新
    耐震改修工事
  • 耐震性 西側妻壁1階〜4階増打
    エキスパンションジョイントの間隔を30cmから45cmに広げる
    バリアフリー工事
  • 高齢者対応 エキスパンションジョイント改修に伴い床の段差解消
    工事費・工期 設計(調査・施工者選定含む)   3,190千円
    工事監理(アフター含む)   3,245千円
    耐震診断・耐震設計・監理  16,070千円
    大規模修繕工事 総費用 273,000千円(税込) 工事期間 約8ヶ月
    内訳(一部) 住戸玄関扉工事  21,001千円
    手摺工事  47,589千円
    耐震改修工事   6,270千円
    バリアフリー工事   5,928千円
    実施時期
    大規模修繕工事 平成24年(2012年) 実施時築後年数 32年
    所在地
    東京都新宿区
    建物の概要
    建築時期 昭和55年(1980年)竣工
    階数・棟数 地上15階建 1棟 戸数 183戸
    敷地面積 3,413.40u 延床面積 12,975.130u
    構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
    その他 エレベーターあり、エキスパンションジョイントで繋がり構造上2棟
    特徴
  • 東日本大震災で、10階以上のエキスパンションジョイント部の手摺がぶつかって曲がり、支柱取付部のコンクリートが割れた
  • 耐震診断により比較的軽微な耐震改修と診断され、第3回大規模修繕工事と同時に実施した
  • 区の支援事業を利用し、耐震アドバイザーの派遣、耐震簡易診断を行い、耐震精密診断の総会決議に繋げた
  • 丁番が曲がったりして開閉に不自由な玄関扉が多く、大震災時に玄関が開かなくなる恐れがあった
  • バルコニー側手摺取付部、及び、共用廊下手摺パネル・フレーム取り合い部に錆があり応急措置をしていた
  • エキスパンションジョイントの間隔を広げると同時に、共用廊下の段差を解消した
  • 耐震改修費用が少なかったため、不具合のあった玄関扉、手摺の改修に反対意見はなかった
  • 耐震改修による壁の増打は、外観デザインの変更のような施工で好評であった
  • 耐震改修済の建物になり、安心して住めると好評だった、また、玄関扉・手摺の更新で古さがなくなった
  • 自ら工事を主導した為、管理組合運営に自信を持った、維持管理に関心が高まり良好なコミュニティが育まれた
    活用助成制度
  • 新宿区の耐震化支援事業を利用
    経緯
    平成21年 8月〜   簡易耐震診断実施(診断期間3ヶ月)
    平成22年 3月   耐震精密診断実施を総会承認
    平成22年 5月〜   耐震精密診断実施(診断期間8ヶ月)
    平成23年 3月   大規模修繕と耐震改修工事の同時施工を総会承認
    平成23年 5月〜   建物調査診断実施(診断期間4ヶ月)
    平成23年 9月〜   設計、施工者選定(実施期間7ヶ月)
    平成24年 3月   工事内容、工事費、施工会社を総会承認
    平成24年 5月   改修工事着工
    平成24年 12月   改修工事竣工
    業者選定
    改修施工業者

    公募による指名見積り合せ

    設計・施工
    コンサルタント 潟nル建築設計
    改修施工業者

    ケーアンドイー

     
    工事写真
    玄関扉・廊下手摺 改修前   玄関扉・廊下手摺 改修後
    玄関扉・廊下手摺改修前 玄関扉・廊下手摺改修後
    バルコニー手摺取付部 応急措置部分   スチール製からアルミ製に更新
    バルコニー手摺改修前 バルコニー手摺改修後
    1階外壁 耐震改修前   1階外壁 増打改修後
    外壁改修前 外壁改修後
    エキスパンションジョイント 改修前   エキスパンションジョイント 改修、段差解消後
    エキスパンションジョイント改修前 エキスパンションジョイント改修後
         
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